河瀬直美

河瀬 直美(かわせ なおみ、1969年5月20日 - )は日本の映画監督。奈良県奈良市紀寺町出身。一時期、映画プロデューサーの仙頭武則と婚姻関係にあったため仙道直美を名乗っていたが、同氏との離婚により再び姓を河瀬に戻した。奈良市立一条高等学校、大阪写真専門学校映画科卒。平城遷都1300年記念事業協会評議員
大阪写真専門学校卒業後に同校の講師を務めながら、8mm作品『につつまれて』や『かたつもり』を制作し注目を集める。実父と生き別れ祖母に育てられた自らの境遇を、いわば私小説的にフィルムに収めたドキュメンタリー作品で、シネ・フィルとしての経験をもたないどころかさほど映画を観ることなく制作された作品の独自性が評価されたものだった。
初の35mm作品であると同時に最初の商業作品として制作された『萌の朱雀(もえのすざく)』で、1997年、カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を史上最年少で受賞。その時の審査委員長であったヴィム・ヴェンダースを「誰、あのおっさん」と周りの人に尋ねたことは有名なエピソードである。その直後に同作品のプロデューサーであった仙頭武則と結婚(後に離婚)。

萌の朱雀

萌の朱雀

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